2018年03月08日

本「人魚の眠る家」東野圭吾

ハワイの図書館で借りました。
最近、東野圭吾氏の作品がこんなにたくさん出ているとは知らずに、
なにげなく図書館に行ってみたら、まだ読んでいなかった作品が2-3冊ありました。
とりあえず今回はこちら。

ストーリーは、
これから小学校に入ろうかと言う瑞穂は、プールで水の事故に遭い、脳死状態に。
臓器移植に同意しかけた母親の薫子と父親の和昌だったが、最後の最後に瑞穂の手がぴくりと動いたのを感じ、臓器移植を急遽取りやめ、継続治療を選択。
和昌は、筋肉と脳をつなぐ機器を扱う会社の社長で、脳から直接関わらなくても手足が動かせる研究をしている星野に瑞穂の手足を動かせるように依頼する。
星野のおかげで、脳死状態のみずほの手足が動くように。
もちろん本人の意識はないまま、機械で動かされている状態。
小学校入学をした瑞穂は、特別支援学校の先生、新章房子に家に来てもらい授業を受けることに。
もちろん瑞穂の意識はないまま・・・。
そんな時、街中で海外で臓器移植をうけなければいけない子供を救う会に参加したのが、新章房子と言う学校の先生。

東野圭吾作品ですが、特にミステリーではない。
けれども、これはミステリーに匹敵する作品かもしれませんね。

自分の子供がいきなり「脳死状態」だと言われたら、あなたはどうしますか?
肌は温かく柔らかく、死んだ状態とは違うのをみて、この子は死んでいると確認できるのか?

脳が機能していないのに、機械を使って手足を動かし、その子に話しかける母親。
奇妙と言えば奇妙だけど、やはり生きていると感じたいのはわかるような気がする。

なんだかとっても悲しいわ。

犯人探しはないけれど、ネタバレ
心臓移植が必要な雪乃を救う会に協力していた新章房子は、なんと薫子だったとは。
それにもうひとつびっくりした事実が・・・
それは、瑞穂が溺れた原因が、薫子の妹の娘が原因だったとは・・・。
小さいながらにも瑞穂はきっと責任感が強かったんだなと思わせます。
いとこがなくした指輪を探して、そのせいで自分が溺れてしまうとは、なんとも悲しい話です。





ラベル:東野圭吾
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2018年02月02日

本「ダリの繭」有栖川有栖

ずっと積ん読本に置いていた本をやっと読み終わりました。
たぶん、日本かハワイのブックオフで買ったものだと思います。

火村助教授と有栖の掛け合いが好きで、このシリーズ結構はまっています。
その割に読むのは遅いですが・・・。

ストーリーは、
宝石会社の社長堂城秀一が、六甲の別荘で他殺体として発見された。
それも社長お気に入りの繭(まゆ)の中で・・・。
繭とは、別荘に置いてあるリラックスできる容器で、その中にはなんとかって言う液体が入っていて、その中で体を浮かせてリラックスできるフロートカプセル。
堂城秀一は、ダリの大ファンで、自らのライフもダリを真似たものだったりしたらしい。
ダリのようなヒゲをつけたり、ダリの作品を好んで仕事に取り入れたり。
で、殺害された時には、そのシンボルであるひげがなくなっていた。
そんな秀一だが、かなり年下の秘書、鷺尾優子に思いを寄せていた。
社内にも優子と噂になっている社員はいて、その中の一人、長池が犯人か?
もしくは、秀一の財産を狙った次男の秀二か、腹違いの兄弟吉住か?

鳥羽のおみやげやさんに調査に行った、有栖と火村。
その時、火村がお世話になっている下宿のおばさんにブローチをおみやげに買いました。
そういうところがこの有栖川有栖作のいいところだな!と思いますね。


ネタバレ
犯人は、長池だった。
それも実は正当防衛。
と言うのも、実は、堂城秀一が鷺尾優子とのことで長池を殺そうと計画していたのを、逆に長池に殺されてしまったと言う。
秀一のひげがなくなっていたのは、長池が社員旅行の時に買ったパールヴィーナス(鳥羽のおみやげやさんにある真珠が目に埋め込まれた置物)を凶器にしようと同じものを買いに行った際の変装用に自らひげを剃っていた。
その後もトレードマークのひげは付けひげとして周りの人にはわからないようにつけていたらしい。









真珠の置物ってこんなのかな???


ラベル:有栖川有栖
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2017年11月09日

本「スウェーデン館の謎」有栖川有栖

なかなか読書が進まないですが、やっと読み終わったので記録として書いておきます。
この本はたしか・・・日本のブックオフで買って、積読本になっていたと思います。

ストーリーは、
猪苗代にあるスウェーデン館と呼ばれる屋敷に住んでいる童話作家の乙川リュウとスウェーデン人のヴェロニカの息子、流音が沼に落ちて死んだ。
それから3年半が過ぎ、その時にスウェーデン館に滞在していた画家の綱木淑美がスウェーデン館で殺害された。
そして、次の日、淑美の妹輝美も何者かに襲われる。
近くには迫水春彦が経営しているペンションもあり、ちょうどその時、推理作家の有栖川有栖も取材旅行に来ていた。
犯人は、スウェーデン館の住人か?客か?もしくはペンションにいた人か?

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有栖川有栖は一人で取材旅行に来ていたけれど、事件後、いつものように火村に助けを求め、火村も参加した。
小説の中はほんの3日間の出来事でした。
スウェーデン館の母屋と離れを行き来している足跡から、ここに住んでいる者の犯行ではないか?と思わされる。
そして、ペンションの息子、大地が事件に何か関与しているのではないか?とも思わされる。

話が進んでいくうちに、スウェーデン館に引っ越してくる前に淑美とリュウとの間に不倫関係があったことがわかる。
そこからだんだんとなるほど〜と言う感じに推理が進んでいく。

ネタバレ 犯人がわかってしまうので白字になっています。反転して読んでください。

淑美を殺したのはヴェロニカだった。
流音が沼で溺れた時、淑美は沼の側でなにやら物音を聞いていた。
でも、引き返すことはなく、そのまま帰ってしまったことをヴェロニカにうっかり言ってしまったので、ヴェロニカが怒って淑美を突き飛ばし、壁に頭を強打して淑美は死んでしまったらしい。
スウェーデン館のリビングルームでの出来事で、リュウはヴェロニカが淑美を殺してしまったのを知って、
ヴェロニカに淑美を離れに運ぶように工作を考えた。
輝美を襲ったのはヴェロニカの夫リュウ。
淑美を離れに運んだ工作がバレそうになり、焦って襲ったらしい。


有栖川有栖と火村助教授の推理や、有栖川有栖の独り言のようなナレーションが結構好き!
まだ読んでいないシリーズがあるので、全部読みたいわ!







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2017年08月24日

本「46番目の密室」有栖川有栖

最近、あんまり本を読んでいないのですが、久々に本のレビューを・・・。

ずいぶん昔に日本のbook offで購入して積読本になっていた本です。
舞台は軽井沢の推理小説家の家。
1995年の作品なので、京都から軽井沢まで行くには一度東京に出なければいけないとか、時代を感じますね。
今は良い時代になりました!
でも、有栖川氏の作品はサクサク読めるので結構好き!

ストーリーは、
10年前、編集者の船沢と取材旅行に出た推理小説かの真壁聖一は宿泊先のホテルで火事に遭い、消防士桧垣光男に助けられたが、光男は死亡。
残された妻、直美と7才の光司。のちに真壁は直美を秘書兼家政婦として招き入れたが、直美は交通事故で死亡。
その後、光司は真壁家で世話をしてもらっている。
例年行事で、クリスマスには真壁の家に推理小説家や編集者が招かれる。
楽しく過ごした夜、それぞれの部屋に帰った招待客の部屋にいたずらが施されていた・・・。
そしてその夜、暖炉の中に頭を突っ込んで焼かれていた死体が2体。
その一人は真壁聖一だった。



題名の46番目の密室は、真壁聖一が密室トリックを45まで書き、次は46番目で終了と言う。
そのトリックで殺されたのか??
と思いきや・・・。
石町が46番目の密室の原稿を盗んで読んだ。
すごい内容の46番目の密室トリックらしいが、それは明かされず、そのまま自首・・・。
とにかくすごいトリックだ〜!!と思わせているだけ。
どんなのか知りたい〜!!

ネタバレ (白字にしていますので、まで作品を読んでいない人は読まない方がよいかも・・・)
最初に消防士の息子と真壁の関係が書いてあったので、息子の犯行か?と思わせるミスリード・・・。
犯人は、推理作家の石町慶太。
密室トリックなどするつもりは毛頭なく。偶然にも部屋が密室になってしまっただけでした。
動機は、編集者の安永彩子との結婚が決まっていた石町。それを嫉妬する真鍋。
嫉妬?? 彩子に嫉妬したのではなく、石町に嫉妬していたそうで・・・。
そう、石町と真鍋は昔そういう関係だったそうな・・・。
それを隠そうとして真壁を殺害したそうです。
なんとも・・・な結末です。


アリスと火村の関係が好きなので、有栖川氏の作品は楽しく読めます。
また次も有栖川氏を読み始めました。









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ラベル:有栖川有栖
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2017年01月04日

本「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」内館牧子

ハワイの図書館で借りました。
初内館牧子氏作品ですが、内館牧子さんと言えば、テレビドラマの脚本家?位しか知識がなく、とりあえず題名も面白そうだし借りてみました。
面白い!!!!!!
めっちゃ面白かったです。
源氏物語なんて全然興味なかったんですが、すっごく興味が出てきて、他の本もハワイの図書館で借りられる物をリクエストしてしまいました。



ストーリーは、
2流大学を出て、59社の採用試験に落ちてフリーターになった伊藤雷(らい)は弟の水(すい)が京都大学の医学部に合格した日、1000年前の源氏物語の世界にトリップしてしまった。
(現代の)異様ないでたちから自分を陰陽師の雷鳴と名乗り、バイトでもらった源氏物語のあらすじを元に占いや予知をして、光源氏その他の人から稀に見る能力と崇められ、みんなに頼りにされていく。
自分の居場所をみつけた雷は、ここで生きていこうと決心する。

源氏物語には全然興味がなかったので、ちょっと人物の整理を・・・。
・桐壺帝---弘徽殿女御という正妻がありながら、更衣を一途に愛し、亡き後も泣き暮れる。正妻に戻るかと思ったら、次は藤壺へ。
・弘徽殿女御---源氏物語にはあまり登場しないけれど、この物語の主人公とも言える。桐壺帝の正妻だが、帝は愛人のところにばかり行き、全然相手にされていないにも関わらず、凛々しく生きている。
・桐壺更衣---したたかなのか?かわいいのか?頼りない女の代名詞のような女で桐壺帝に愛された。
・一宮---桐壺帝と弘徽殿女御の子供。後に皇太子となり、朱雀帝になる。
・二宮-光源氏---桐壺帝と更衣の子供。後に右大将となる。
・藤壺---先代天皇の娘。更衣の死後、桐壺帝に愛されるが、光源氏の子供(若宮)を産んで、ちゃっかり桐壺帝の子だと言って育てる。
・若宮---光源氏と藤壺の子。後に春宮となる。
・葵の上---光源氏の正妻
・夕霧---葵の上の子。
・紫の上---藤壺の姪。山中の庵に住んでいた9歳。源氏が引き取りたいと言ったが祖母が反対。のちに葵の上死後、正妻になる。

今の時代、コンビニやどこでも電気があったりと便利だ。
1000年前にはこんなことはなかった。
ない時代に生まれていれば、それはそれでいいだろうけれど、ある時代に生まれて、それがなくなったらやっぱり不便だろうなぁ〜。
私も日本からハワイに移住した時に、いろんなことで妥協したし、かなり我慢もした。
それだけでも生活に影響があるのだから、1000年前の何もない時代に行ったら、それはもう大変なことだろうなぁ〜。

それにしても、昔の言葉(1000年前ではなく、この話に使われている程度の昔の言葉)はなんとも優雅で響きがきれい。
それに比べ、現代の若い子の言葉は・・・。
でも、この小説に出てくるような言葉って、本当に若い子は使っているのか???ちょっと疑問に思いました。
ちょっと大げさ気味に言っているだけなのか?
でも、言葉は生き物なので、どんどんと変わっていく。
1000年前の言葉は私にはほとんど日本語ではない。笑!
でも、そのうち、若い子達が話している言葉も私にとっては日本語ではなくなってくるのかも・・・??


ネタバレ
26年後に現代に戻ってきた雷は、元の22歳。1000年前のみんなのことが気になって気になって・・・。
戻りたいけれど、戻れない。
大后や光源氏などのその後が気になり、図書館で源氏物語を調べ始めた。
現代訳よりも原文の方が読みやすいと図書館で原文をスラスラを読み始める。
その後、自分の人生をみつけ、尊敬する師がいる大学院で源氏物語を研究していきたいと。





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ラベル:内館牧子
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