パンを焼く時はいつもKing ArthurのオーガニックBread Flourを使っています。
小麦系などは、オーガニックでないと怖くて使えない。
パンを焼くにはブレッドフラワーが必要だと思っていた私。

アメリカだと、5LB(2.27kg)で$9.00位。
日本のふわふわパンも好きだけど、
本当はヨーロッパ系の気泡がいっぱい入ったハード系のパンが一番好きです。
それは、ブレッドフラワーで焼けると思っていた。
で、最近YouTubeなどでいろいろハード系パンの作り方を観ていたら・・・
なんと、中力粉が材料だと!!
ちょっと目からウロコ。
でも、言われてみれば・・・
日本ではリスドォルとやらがフランスパンに向いているとのこと。
アメリカでリスドォルの粉ってどれだろう??といつも思っていたんです。
アメリカでは、一般的な料理に使われている小麦粉はオールパーパスフラワー。
これが中力粉にあたるんです。
(ちなみに日本でいう薄力粉はケーキフラワー。)
えっ!?オールパーパスフラワーでいいんだぁ〜!
ってことで、作ってみました。
材料
中力粉(オールパーパスフラワー) 360g
イースト 1-2g
塩 6g位
水 265g
材料を混ぜて、こねずに、冷蔵庫で発酵させるので簡単。
パン作りでは、けっこうこねたりするのも好きなのですが、
このレシピでは、なるべく生地をこねない。さわらない。が鉄則らしい。
パン作りとしては、簡単だけど、ちょっと物足りない感もあります・・・。
前日に作って冷蔵庫へ。
翌日(18時間後位)冷蔵庫から出してみたけれど、
全然気泡が入っていない=発酵していない。
これは、YouTubeとかで観たのとはちょっと違うぞ・・・。
ということで、室温で再度しっかりと発酵させてみました。
それも5時間ほどかかって、やっと気泡が。
その後、粉をいっぱいつけて軽く折りたたんで成形。
なるべく触らず、気泡をつぶさないように・・・。
そのままパーチメントペーパーに乗せて、上に粉をいっぱいかけて布をかけて休ませます。
2時間くらいしたら、ちょっとぷっくりしてきた。
生地がダレて過発酵気味って感じ??
それがこの状態。

なんか・・・これは期待できない・・・。
思ったようには焼けないかも・・・と言う不安が・・・。
焼く時には、ル・クルーゼのようなダッチオーブンが必要なんですが、
わざわざ焼けるかどうかわからないパンのために買うのも・・・と思い、
とりあえず、ふたはアルミホイルで作ってみました。
天パンとアルミを500°F(260℃)で熱して、そこにパン生地を乗せて、
アルミホイルの中に霧吹きで水分をたっぷりと含ませてオーブンへ。
2分そのままの温度。
その後、400°F(230℃)に下げて30分。
アルミのふたを取って12分。

焼きあがったのがこちら。
これまた・・・期待できない焼き上がり方・・・。
表面はゴツゴツに硬い。

1時間ほど待って冷めてから切ってみると・・・
あらぁ〜!!素敵!!
しっかり気泡ができている!!!

表面がしっかり硬く、中はふわっとしていて、
まさに理想に近い出来上がり!!
塩分がちょっと強いかな〜と思ったけれど、これくらいの塩加減の方が美味しいかも?
今までパン屋さんで買っていたイタリアンブレッドに近いものができました!!
成形とかしなくて良いので簡単だけど、私的にはちょっと物足りない。
これからは、このパンが定番に仲間入りする予定です。
って言うか、このパンが一番美味しいかも!?