2016年04月30日

本「虚ろな十字架」東野圭吾

ハワイの図書館で借りました。

いくつかの伏線があり、それがなんとなく・・・だんだんと繋がっていく。
でも、その繋がり方にちょっとムリがあるようにも思いました。同じ出身地と言うだけでそんなにきれいにつながるのか・・・?


ストーリーは、
中学生の井口沙織は上級生の仁科史也に憧れていて、偶然にもレンタルビデオ屋で会話し付き合うことになる。
中西道正と小夜子の子供、愛美は8歳の時に殺された。強盗殺人だった。
犯人は死刑となった。
その後、2人はなんとなくうまくいかなくなり、離婚した。
別れた妻小夜子が殺されたと連絡を受けたのは、全然連絡を取っていなかった数年後の事。
通りがかりの強盗殺人だと言う・・・。
犯人は初老の男性。
犯人の家族から謝罪の手紙をもらい、それを見た道正は何か不思議に思う事があった。

ネタバレ
井口沙織と仁科史也は21年前に子供を秘密で出産し殺害し青木ヶ原の樹海に埋めた。その事を沙織が小夜子に話したが為に小夜子が医者になった史也のところに自主をすすめに行った。それを聞いていた史也の義父が小夜子を口封じの為に殺した。
史也が自分の子供を殺していたと聞いた花恵は、自分を救ってくれた彼にもっと感謝の気持ちが出てきたと・・・。それはあまりにも身勝手なんじゃないか?最後に小夜子に抗議した彼女の気持ちはわかるが、この身勝手な考え方には共感できなかった。
また、小夜子は、自分の子供が殺された過去があるからだろうが、あまりにも型にはまった考え方?もっと柔軟に考えられなかったのかとも思い、小夜子にも共感できなかった。
井口沙織は、何かにつけて全て自分の犯した罪のせいと・・・こちらにも共感できなかった。
今回のこの作品の女性陣にはどの人にも共感できなかった。強いて言えば小夜子の母は普通だったかなぁ〜?

死刑は良いのか?悪いのか?
死刑は無力。確かに平井弁護士の話を聞いていると、愛美ちゃんを殺した犯人の蛭川が死刑を求刑されて、死刑に相当する罪の重さを反省するのではなく、死刑によって自分の運命(寿命?)を意識し始め、「もう面倒くさい」と死刑を覚悟する。これでは死刑の意味など全然ないのではないか。
罪の償い方には、警察に出頭するだけではなく、いろんな方法があるのかも?と思いました。
罪の償い方のわからない女と必死に償おうとしていた男がとっても対照的だった。
この小説は、たくさんの問題を問うていると思う。
死刑は無力なのか?
死刑にすれば犯人は反省するのか?
それより他の方法で本当に反省するならば、死刑などいらないのではないか?
生まれてすぐだと殺人。では、堕胎は殺人ではないのか?

なかなか重い内容だったけれど、それをさらっと読ませてくれるところはさすがの東野圭吾氏だと思いました。



タグ:東野圭吾
posted by mahalobunny at 00:00| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月16日

本「銀翼のイカロス」池井戸潤

早いですねぇ〜。帰ってきてから既に1週間も過ぎてしまいました。帰ってきてからはずっと風邪で家にこもっていましたよ。
4月初めに帰ってきて、まだ雪が降っていましたから・・・。
ここ数日でやっと暖かくなってきました。
まだまだバタバタしているので、とりあえず読んだ本の感想を書きためたのがあるので、そちらをぼちぼちとアップしていきます。
これからも宜しくお願いします。

-------------------------------------------------

ハワイの図書館で借りました。
TVドラマを観ていたので、ナレーションの部分をTVのナレーション風に読んでいて、自分でもちょっとおかしくなっちゃいました。
どんな仕事でも初心を忘れちゃいけない!!
自分が最初にこの仕事をしたかった意味を忘れないようにプロフェッショナルとして誇りを持って続けていきたいわ。

ストーリーは、
経営不振の帝国航空の立て直しに曽根崎率いる審査部が担当していたのを半沢が受け継いだ。
金融庁の担当は因縁のオネエ黒崎。
新政党政権が前政権の施策を否定。
金融庁のあり方も見直しし始めた。そこで金融庁は帝国航空の見直し案の潔白を証明する為に銀行=半沢に全て責任を押し付けようとしている。
金融庁黒崎と銀行半沢のバトル!!


作者の銀行批判がかなり盛り込まれている感じで、途中で読むのが嫌になってきちゃいました・・・。
でも、途中からトミさんが出てきて、また気持ちを盛り返した!
窓際にいるが、実はできるトミさん、頼りになるトミさん。かっこいいわぁ〜!
できることを自慢して誇示する人より、ずっと本質を得ている感じがします。
こういう表に出ていないけれど、影で頑張っている人にこそ敬意を忘れてはいけないですよね。






タグ:池井戸潤
posted by mahalobunny at 00:00| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月06日

本「魔球」東野圭吾

日本のブックオフで購入。
野球の話なのであんまりわからないかも・・・と敬遠していたけれど、それほど野球の話は出てこなかったので読みやすかったです。
設定が昭和39年なのはなぜ??と思うのは私だけか??




ストーリーは、
開陽高校野球部の捕手、北岡が愛犬と共に刺殺されていた。
その後、エース投手の須田武志も殺された。
同一犯か?
同時期、東西電気の男子トイレに爆弾が仕掛けられていたが、爆発しないように設定されていた。
その後に脅迫状が来て、社長自らお金を持って来いと。
しかし、お金は取られず、社長も開放された。
2つの事件が同時期に起こった。何か関連があるのか?

ネタバレ
エース須田の右腕が良くないことを知った北岡はコーチにそのことを言おうとしていた。
須田にとっては、プロになれなければ意味がない。プロになるまではその事はだれにも知られてはならない。そこで北岡に言わないと言う約束を破った抗議の意味で北岡の愛犬を刺したが、その時揉み合い北岡も殺してしまった。
その後、自殺し、弟の勇樹に自分の右腕を切断させた。

2つの話が全く関係ないように思うが、実は繋がっていた。よくできた話です。笑!

なんとも切ない話。
真面目な武志が余計に悲しいわ。


タグ:東野圭吾
posted by mahalobunny at 00:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする